2011年07月20日

6000年前の土器からワインの残りかす?!

ワインの歴史約8000年前土器新石器時代にまでさかのぼるといわれています。
その背景には、主に土器の中の残りかすから「酒石酸」を検出していることがあげられるそうです。
しかし今までブドウ以外の果実にも酒石酸を含むことから、それだけではワインであるという
確実な証拠にはなりませんでした。

今回、アメリカのカリフォルニア大学のバーナード博士らが、改めて6000年前のアルメニアの
洞窟で出土した土器の残りかすを分析。

その結果、いくつかの残りかすに「マルビジン」という成分が含まれていたことを突き止めました!
マルビジンはブドウやざくろに含まれ、赤色の元になります。
博士らによると、この洞窟では発酵用施設に加え、ブドウの種へた、皮も出土していたことから
ブドウを潰して赤ワインを造っていたことが判明。

今回の分析により、西アジアの高原で6000年前には赤ワインがつくられていたことが
裏づけられたのです!!

(Journal of Archaeological Sience 2011年5月号)

昔のワインは、甘かったそうです。時代ごとに造られるワイン、一度飲んでみたいナーといつも
思います。

ワインには夢とロマンがたっぷりですね。




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Posted by ワインと食材の店 ビアンコロッソ at 10:15│Comments(0)ワイン豆知識
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