2011年01月12日

ビオワインにまつわるエトセトラ

ビアンコ・ロッソのビオワインを集めてみました!



最近は食材に、無農薬有機農法など、様々な言葉が使われて定着していますね。
ところでビオワイン(オーガニックワイン)って何でしょう?
農薬を使わず作るブドウを使っている、これが一般的に思われる解釈かと思いますが、
その後醸造をする中でも色々な方法があり、実は一くくりでこれと言えないというのが実際のところ。
オーガニックビオと名乗るには国によってもその規定が異なっており、
一つ一つのワインの銘柄によってその実態は様々です。

ただ、以下のようなことを行なっている(全てもしくはそのうちの幾つか)という目安があります。
参考までに書いておきます。

1.ブドウを栽培する上で、有機農薬を使っていること。(ただしボルドー液など自然に含まれるものを使う場合はあり。)
2.手摘みによる収穫(ビオワインでなくても行なっているところも沢山ありますが。)
3.亜硫酸塩などの酸化防止剤を入れない、もしくはごく僅かに加える
4.天然酵母を使用する

このほかにも濾過をしない、無着色、補糖をしないなど、できる限り自然に近い状態で醸造することが
あります。そして、ビアンコ・ロッソのジョスメイヤーに代表するように、オーガニックの中で
ビオ・ディナミと呼ばれる更に特殊な農法もあります。

ただ、オーガニックと言えなくても、予防注射はせず、病気になったときに初めて適切な農薬を使う、という
スタンスを取っているワイナリーも沢山出てきているのは事実。農薬を使うと、当然作っているワイナリーの人々の
健康にとっても良くないのです。そして、世界的なオーガニックを好むという傾向がある中で、徐々にそういう
方向に向かうワイナリーが増えてきています。

また、例えばアルゼンチンでは元々環境に大変恵まれ、農薬を使わなくても美味しいブドウを作ることができる
というような地域もあります。夏に訪ねたスペインのラマンチャ州もそうでした。

そんなところで、ひとまず基礎的な豆知識だけを書いておきます。

色々飲み比べて、ぜひ皆さんのお好みを探してみてください!  


Posted by ワインと食材の店 ビアンコロッソ at 17:01Comments(2)ワイン豆知識