2010年10月12日

ロベルト・ディメオ氏来日!

9月末、イタリアカンパーニャ州よりロベルト・ディメオ氏が来日しました!

ディメオはこの2月に実際ワイナリーを訪ねてきた生産者です。
ナポリから山の奥へ入ること30分。山々に囲まれた標高の高い場所に
あるサルツァ・イリピーナにワイナリーを構えます。
>→以前訪ねたときのブログ記事

このエリアを代表するDOCGタウラージ、フィアノ、グレコを中心に生産します。
タウラージと言えば、南イタリアのバローロとも言われる赤ワイン。
南で一番初めにDOCGに昇格したワインです。

さて、この度日本にお越しいただいたロベルト氏は、兄弟3人の末っ子。
彼がディメオの醸造長を務めます。
その傍らカンパーニャ州のワイン生産協会の会長も任されたり、数々のワインコンクールの
審査員を務めたりなど、非常に豊かな経験と知識をお持ちです。

しかし、何といっても明記すべきは彼のキャラクター



ロベルト in 天満!
彼こそナポレターノ代表といっても過言ではなく、ユーモアに溢れ、
びしっとかっこよくスーツを着こなすその様子はとても豊かさを感じさせるお人柄。

今回は東京、大阪、そして一瞬和歌山のビアンコロッソにも立ち寄ってくれました。

ロベルトのお気に入りは、なんと行っても天満商店街の中にある、ラブワインさんでした!



ラブワインさんは、天満、梅田、四ツ橋にお店を持ち、今回は天満店と梅田店にお邪魔しました。



毎週国を変えてワインを提供してくれるこのお店は大阪のワインラバーが沢山集まります。
天満の商店街の中に、突如タンゴの音楽が。そしてみんなが飲むテーブルの上にあるのは、
そう、ディメオのボトルです!
この週は、イタリアワインの週ということで、ディメオのワイン4種類を出していました。
そこにワインを造るロベルトが登場し、人々を驚かせます。



私たちの手にもっているのはロベルトがイタリアから持ってきてくれた、この日のサプライズ。
ロベルトの手にあるのはラタフィアと呼ばれる、タウラージをベースに12種類のシークレットハーブに
アルコールと砂糖を混ぜた、ディメオ家のエミリアお婆ちゃんから伝わる特別のリキュールです。



そして私の手にあるのは、チョコレート。このチョコレートに、ラタフィアが練りこまれているのです!
今回の旅で、行くところどころでこのラタフィアとチョコレートをサーブしていきました。
どこに行っても人々の顔に笑顔が溢れます。


ロベルト in BIANCOROSSO。



まずはボトルを持ってみんなで記念撮影!ロベルトと一緒に映っているのはワインを
日本に紹介している我々の友、ジャンルイジです。



ビアンコロッソへのメッセージを書いてくれているロベルト。有名人です!

最後まで笑顔と笑いが耐えない毎日でした!彼の作り出すワインはこちら。



Taurasi Riserva DOCG品種:アリアニコ100%
スラヴィニアンオークとフレンチオーク樽で2年間熟成させた後、12~24ヶ月ボトルで熟成
骨格があり、しっかりとしたタンニンを持ちます。長熟タイプ。



ISSO Aglianico Campania IGT 品種:アリアニコ100%
熟成は6ヶ月フレンチオーク樽熟成、その後瓶内熟成を6ヶ月
今回一番人気が高かったのがこのワイン。アリアニコをフレッシュにデリケートに表現しています。



FIANO DI AVELLINO DOCG 品種:フィアーノ100%
ステンレスタンクで約3ヶ月熟成させ、その後3ヶ月瓶内熟成
ロベルトが一番愛する品種、フィアーノ。ローマ時代より存在します。
まろやかで骨格があり、非常に上品。長く熟成可能です。



Coda di Volpe Campania IGT 品種:コーダ ディ ヴォルペ70% フィアノ 15% グレコ 15%
ステンレスタンクで約3ヶ月熟成
華やかなコーダディヴォルペの香りに、フィアノとグレコが骨格を生み出します。
  


Posted by ワインと食材の店 ビアンコロッソ at 19:18Comments(0)イベント