2010年08月13日

スペイン紀行②

スペインのアポイントは毎日18時から始まります。。!!
マドリッドから南に下ること約3時間。ラ・マンチャ州のアルバセテを目指します。
目的地はワイナリー、ボデガス アルヒベス!昨日街中で出迎えてくれたあのワイン達の故郷です。

ラ・マンチャ州とえいば、丘の上に周る風車の絵を見たことがある人も
いるのではないでしょうか。車に乗っている間、ものすごい数の風車の前を
通って行きました。スペインは今エコ・エネルギーに力を注いでいるらしく、
風車のほかにもものすごい数のソーラーパネルも荒野の中に設置されています。

さて、この地域、はっきり言って何もありません。。。
見渡す限り、荒野、荒野、荒野!山もほとんどなく、バグダッドカフェの
映画を思い起こすような場所です。その中に、巨大なひまわり畑やブドウ畑が
現れたりします。



さて、やっと見つけましたこの目印!もうちょっと!



着きました!!!何度も写真で見ていた光景です。
アルヒベスのオーナー、マニュエルと再会し、いざワイナリーへ。



さて、アルヒベスで楽しみにしていた、とっておきの体験があります。
何でしょう??


馬車でのワイナリーツアーです!!
アルヒベスは実は馬のトレードもしており、なんと約25頭のスペイン馬が
いるのです。真っ黒、まっしろ、本当に綺麗な馬がたくさんいました。



パカパカパカ。すごいスピード!ではいざ畑へ!!



見てくださいこの広さ!ワイナリーは遥かかなた。
写真ではとても写しきれない驚くばかりの敷地です。900ヘクタール。
そのうち畑になっている部分は一部で、広々としたオリーブ畑もあります。

非常に面白いのは、そこらじゅうに野生のウサギや動物が生息していて、
ブドウ畑の中を走りまわっているのです!
馬車の前をぴょんぴょん横切ります。
他にもハトを飼わせ、害虫を退治するのに貢献しています。
エコロジーシステム。大自然の中にブドウとたくさんの生き物が共存していました。



そしてこのエリア、風車でもわかるように風も強く、非常に乾燥しているため、
そもそも害虫や病気にかかりにくい土地で、ある意味とても栽培しやすい
土地だそうです。

もう一つ大事なことは、高度。ここは山がないとはいえ、海抜800メートルも
ある地域なのです。昼間は非常に強い日差しが差し込み、夜になると一気に気温が
30度近くから15度までさがり、上着がいるほどです。
この温度差が、ブドウづくりに非常に大切な要素なのです。



帰ってきました!それではいざワイナリーの中へ。



入口に、ラ・マンチャ州、スペイン、そして日の丸が掲げられています。

  


Posted by ワインと食材の店 ビアンコロッソ at 18:38Comments(0)イタリア・スペインの旅