2010年02月22日

イタリア・フランス出張便り⑤

③シチリア その2 伝統的マルサラの旅

少し時間が空いてしまいました!次はいざ、マルサラの旅へ。
前回も少しマルサラについて触れましたが、シチリア最西端に位置するマルサラという街は、同じくマルサラという名前の酒精強化ワインの産地として知られています。マルサラは、ワインと言っても、テーブルワイン(普通の赤ワインや白ワイン)ではなく、主に食前酒や食後酒として飲まれる、アルコール度の高いワインです。アルコール度が高いのは、ブドウ汁にブドウから作られたブランデーを加えているから。(酒精強化)科学的なアルコールなどは一切加えられておらず、全てが天然素材です。
日本では、お料理に使うアルコールとして良く知られています。
歴史としては、1733年、イギリス人商人ジョン・ウッドワースがたまたまマルサラを訪れたとき、マルサラに出会います。そこからイギリスへの大量輸出が始まるのですが、長旅に耐えれるために、その時に初めてアルコールを足して出来たものが俗に知られるマルサラです。

また、このマルサラのもう1つの産物は塩田。作り方はいたって簡単。夏の間に、浅瀬の部分で薄く海水を得た後、約一年間写真のように、山を作って塩を乾燥させます。そうして出来た塩は、塩分が非常に強い良質のものになるそうです。

マルサラと塩田のおかげで、80年代には”イタリアで一番裕福な街”と言われたことすらあったそうです。
街には沢山のマルサラ倉庫跡や、当時イギリス人たちが住み着いた、お屋敷の跡が見られます。

さて、今回私が訪ねたのは、マルサラの中でも最も由緒あるワイナリーであるカンティーナ・マルコ・デ・バルトリです。



先ほど、18世紀にイギリスへの輸出が始まったといいましたね。しかし、もちろんそのずっと前からマルサラはシチリアに存在しました。例えばバールでコーヒーが今ほど飲まれるようになるのはほんの近年60年代以降のこと、その前はバールに行くと、シチリアでは皆朝っぱらからマルサラをひっかけていたそうです。

先ほどイギリスへの輸出と同時にアルコールを足すことになったと言いましたが、このデ・バルトリ一家は、それより前のオリジナルのマルサラ、つまりアルコール分を足さない昔ながらの伝統的なマルサラを現在も作り続けるワイナリーで、なんと昔ながらのマルサラを造る、最後に残ったたった一つのワイナリーです。



代々マルサラ作りを行なっていたデ・バルトリの歴史は、1981年、マルコ・デ・バルトリによって新たに再スタートをきります。
当時カーレーサーであったマルコは、代々バルトリ家に伝わってきた伝統的なマルサラ作りを再スタートさせます。
後で紹介しますが、彼はクラシックカーのコレクターでもあり、マルサラを造ってはクラシックカーでイタリア中を駆け回り、マルサラを売り歩いたことで非常に話題を生んだそうです。



そんなマルコの後を引き継ぐのは、素晴らしい2人の息子、レナートとセバスチァン。そして非常にエキゾチックな美女である、彼らの妹も現在ワイナリーを手伝い、正に家族全員で最後に残る、伝統のマルサラの文化を次の世代へ継承しているのです。

今回ワイナリーを案内してくれたのは、長男のレナート。シチリア訛りの粗いイタリア語が耳に心地良く、彼がどれだけマルサラを愛し、誇りを持っているのかが強く伝わってきます。



そしてこれが、ここにしか存在しない、伝統マルサラを造るソレーラシステム。マルサラは、ワインの造り方とは全く逆の発想。酸化を促進することを良しとします。たとえばこの部屋では、天井も空気が通りやすい構造で出来ており、風を通すために常に窓が開いた状態になっており、出来るだけ多くの酸素を運びます。



そしてこれが、彼らの畑。そう、これは全てグリッロです。マルサラも、グリッロから造られるのです。彼らは設立当初から一切の農薬を使わず、自然派とでも言うべき水も一切やらず、すべて自然のなすがままに任せてブドウ栽培を行なっています。



テースティングを行なった後、三人の兄弟が私たちにランチを用意してくれていました。もちろん全てホームメイド!あまりに美味しくて。。。写真をとることも忘れてしまいましたが、ビックリするような大きなボッタルガとシチリアのフレッシュなトマトだけが乗ったブルスケッタや取れたてのリコッタチーズ、今朝取ったばかりの鰯のカルパッチョ。。などなど。。。ヨダレが出てきます。
とにかく、感想としては、とても日本人に合う食事であったということです!素材の美味しさが圧倒的、調理は本当に少し加えるだけ。魚も沢山食べるので、とても日本人には優しいです。なのでそういう料理に合うように造られるワインも、当然私たちに合いやすい、というわけです。

これが今回頂いたマルサラ。非常にドライで、樽の強い香りが心地良く、スモーキーな風合いです。みんな、葉巻を吸いながらマルサラを楽しんでいます。こうやって、ブランデーを飲むように楽しむのがマルサラの文化。日本にはまだまだ入って来ていない非常にマニアックな文化ですね。

 "BuKKURAM":Pantelleriaというマルサラから少し離れた島で出来るZibibboというブドウ品種で出来たマルサラ。 
下:彼らの父親が始めて30年を記念して作った、30年モノのマルサラ。


そしてこれが、敷地内にあるクラシックカーの倉庫です!クラシックカーの美術館と彼らが呼んでいましたが、40台あまりのクラシックカーがそこに眠っていました。





周りは草原が延々と続く、シチリアの僻地に、こんな場所が存在するなんて。。。表からは決して覗くことのできない、真のシチリアのアッパークラスの文化の一面を垣間見たのでした。

  


Posted by ワインと食材の店 ビアンコロッソ at 18:23Comments(0)イタリア・スペインの旅

2010年02月16日

イタリア・フランス出張便り④

③シチリア その1 グリッロの旅

雪景色一面のピエモンテを後に、やってきたのは南国!(?)シチリアです。
真っ青な空に、左に見えるのは地中海、その海の向こうには、すぐにアフリカ大陸が待ち構えます。



イタリアは1つの国として共和国に統合されてからまだ200年弱。それまではそれぞれの街の自治体ごとで独立しており、イタリアを囲む、様々な国からの侵略や統合を繰り返したため、町によって、まったく異なった時代背景を持ちます。言葉、人、文化、その全てがその街の最も反映した時代の影響を大きく受けているため街ごとが大きなバライエティーに富んでいます

シチリアの場合は、古代ギリシャ人による紀元前の影響を最も強く受け継ぐ街。古代ギリシャ時代に造られた遺跡がいたるところに存在しています。そして、約2000年以上前からシチリアは穀物を始めとする農作物の地として発展していました。
ワインもそう、シチリアではギリシャ人が紀元前8世紀からこの地でワインを作り、ヨーロッパ各国へと輸出していたのです。

今回のシチリアの旅は、パレルモ空港より東に向かって伸びるグリッロ生産地域を主にしました。

グリッロは、シチリアの他の多数のブドウ品種もそうであるように、ギリシャ時代からの歴史を持つヨーロッパの中でも最も古くから伝わるブドウ品種の1つです。イタリアでは元々プーリァ地方が発祥といわれ、フィロキセラの後シチリアに持ち込まれ、シチリアの白ブドウの60%を占める時代もありましたが、現在はこのマルサラ地域に6500ヘクタールを残すのみとなっています。一時期はイタリア国内でも広く飲まれていたそうです。グリッロから作り出される白ワインはとても爽やか且つフレッシュで、こんな暑い場所でこんなワインが!と驚かされます。



こちらはシチリア北西のAlcamoエリアに位置するグリッロの畑です。土はTufoと呼ばれる黒土。火山岩です。非常に水はけが良く、ここからは非常にふくよかでストラクチャーがあり、香りも高く、長期熟成向けのグリッロが出来ます。
今年の冬は非常に雨が多く、浸水している畑も見受けられました。なかなか剪定作業に入れないということでした。

もう1つ、シチリアならではの仕立て方を紹介します。こちらです!ギリシャ時代に伝えられたこの手法、アルベレッロ方式。同じくギリシャ時代からワイン造りを行なうプーリアとシチリアで今でも見られる手法です。



この手法はコブレ式と非常に似ていますが、アルベレッロの面白いところは二本の木を絡み合わせているところにあります。こうすることで、シチリアの暑い日差しと海からの風にも負けず、葉が実を守る役割をするそうです。



さて、シチリアで我々を迎えてくれたのは、写真の右に写る醸造家のガスパレ・ヴィンチさんです。マルサラ地域の歴史や、その地域でのワインの歴史、醸造のことなど、本当に丁寧に説明してくれました。畑を見たあと、彼のワイナリーを訪ねます。





カンティーナ・モチアです。このカンティーナはマルサラにあります。ここを語るには、次にマルサラの話もしなければなりませんがひとまずそれはパート②にて、と。一言だけいっておくと、マルサラとはこの街で作られるイタリアを代表する酒精強化ワインで、スペインのシェリー酒などと似ています。一時は世界中で大ブームとなり、多くのカンティーナが存在しました。
ガスパレさんのカンティーナも、昔はマルサラ作りの工場であった所です。その証拠に、中にはいるとほら!!



これぞ、マルサラを造る装置、ともいうべきソレーラシステムです。作り方はまた次回。強いアルコールを入れる前の「マドレ」(イタリア語でお母さんという意味です。)と呼ばれる30年熟成のものを飲ませていただきました。



カンティーナにはこんなものまで。伝統的に使われていた、ロバがブドウを運ぶ馬車です。シチリアらしいカラーですね。



ここは醸造ルームです。沢山のステンレスタンクがあります。そう、非常に果実実の高いグリッロは、ステンレスタンクでさっぱりと作るのが主流です。畑ごとに出来るだけ細かく分けられて収穫されたブドウは、それぞれ別々に醸造され、別々のタンクに入れられます。それを、そのままで出したり、ブレンドさせたりしてワインを生成します。まさにこの部屋は、最後に調理をされるキッチンのような場所です。



さらに、普段はあまり公開されませんが、こんな実験室も見せてもらいました。



さて、試飲タイム!今回試飲した中で全体的に印象的であったのは、爽やかなグリッロと、しっかりとしたシラーです。南の気候にとても良くあうのでしょうか。シラーとネロダボラのブレンドなども、とても美味しいものでした。また、メルローで造られたVendemia Tardiva(遅摘みワイン)も非常に興味深いものでした。



シチリアは、土壌と気候には大変恵まれた土地。しかし、同じくにとは思えないほど、ピエモンテやトスカーナとは打って変わり、インフラの問題や設備投資の問題、そして暑すぎる気候など、長い間多くの発展を必要としていました。しかし一番胸を打たれるのは、そのギリシャ時代に始まったという長い長いワインの歴史です。
そしてギリシャの神殿跡が横たわる過去と同じ場所で、ガスパレさんのように、より現代的に、ワインが造られ続けているという事実です。イタリアのほかの地域ともまた違う、シチリア独自のワイン造りがそこにありました。   



セジャスタ遺跡

  


Posted by ワインと食材の店 ビアンコロッソ at 19:05Comments(0)イタリア・スペインの旅

2010年02月15日

il Bar X BIANCOROSSO イタリアワイン会

このたび、大阪の北浜、大正モダンな生駒ビルヂングの1F
l Bar CEMTRAL BANCOと和歌山のワインショップBIANCOROSSOが、
合同でワイン会を開催します!
フードビュッフェと10種類のイタリアワインテイスティングが付いて、なんと
エントランス2,500円!その他グラスワインも各種ご用意しています。
当日限定価格でワイン販売もいたします。
イタリアワインの奥深さを楽しみにきてください!Allora vi aspettiamo!



il Bar X BIANCOROSSO イタリアワイン会
2月20日(土) 18:00-22:00 
エントランス:2,500円(ワイン10種類テイスティング&フードビュッフェ)
グラスワイン:400円  スペシャルグラスワイン 1種:700円 
場所:Muu Muu&il Bar CENTRAL BANCO
    大阪市中央区平野町2-2-12 生駒ビルヂング
地下鉄堺筋線北浜駅 6番出口 徒歩3分 
ウェブサイト  


Posted by ワインと食材の店 ビアンコロッソ at 17:08Comments(0)イベント

2010年02月10日

イタリア・フランス出張便り③

③コッポ

フランスのトゥルーズより、飛行機で飛ぶこと1時間、イタリアのピエモンテに到着。
ピエモンテはまさに美食の街!アルバで採れる白トリュフを始め、イタリアのワインの王様バローロやバルバレスコ、バルベラなどイタリアの中でDOCGを最も多く持つ州です。また少し前に日本でも話題になった、スローフード運動の発祥の地、Braの街もここピエモンテにあります。

ピエモンテの現在の気温は約-5℃。緩やかな丘が先の方まで広り、辺り一面真っ白な雪景色です。



最初の目的地はコッポです。



コッポは今のMassimiliano Coppoで4代目。200年以上もの歴史を持つ、イタリアの中でも非常に古く、またハイクオリティーワインを生み出す生産者としては同時に巨大規模のワイナリーの1つです。彼らのワイナリーはCanelliという小さな村にあります。一昔前、モスカートからできるスプマンテ(スパークリング)の発祥の産地として非常に大きく発展し、その後ハイクオリティーのバルベラ作りで更なる発展をつげます。



Massimilianoと言えば、そう、去年の10月、ビアンコ・ロッソのお店で一緒にコッポナイトをしました!今回も、お迎えから始まり、ずっとワイナリーの説明をしてもらいました。これは、代々伝わるワインのレシピを説明しているところ。



コッポのワイナリーで、明記しなければならないことと言えば、この素晴らしいセラーです。1902年に作られたとあるこのセラーは、ユネスコの世界遺産にも登録されていて、コッポの歴史を物語る、一番の場所です。中に入ると湿度は約90%。じめっとしていて、温度は一年中ほぼ同じ温度に保たれます。このトンネルの真上は山です。山の傾斜にトンネルを作っています。
延々と続くこのセラーの中には、何十にもなるフレンチオークの樽と、何万本にも及ぶ、ワインが静かに眠り、ワインの完成されるその日を待っています。樽熟成、ビン熟成何年、などと言われるのは、こういう風な状態で置かれることをいうんですね。



そして、見てくださいこの部屋!湿度によってカビだらけになった中に、沢山のビンが埋もれているではないですか!!まるで海賊船の中に眠る宝物のようです。





コッポのワインは、ビンテージワインとして初めて価値が出るといっても過言ではないほど、何十年もの時間を経た後には偉大なワインへと変化します。毎年全てのワインを売り切らずに、ビンテージワインとして後々に販売できるようにストックしているのだそうです。これこそ偉大なワインの醍醐味です。

さて、それではそろそろ試飲タイムへ。今回飲ませていただいたのは、まずこれ、Reserva della Famiglia のバルベラ2003。



これは、バルベラが最も良くできたビンテージの年だけリリースされます。過去には1999、2000年、そして2003年の三回リリースされています。飲んでみると、赤紫色の澄んだ若い色合いに、フレッシュでデリケートなバルベラの味が広がります。

そして次にいただいたのがこれ、ポモロッソ1989年です。



カラーはレンガ色、ビンテージワインならではの、複雑な旨みが感じられ、本当に感動です!





しかしまだ驚くなかれ!こちら、モンダッチォーネの1989年。外はこんなに泥まみれなのに、グラスに注ぐと。。。
なんと、まるでできたてのように、まだまだ綺麗な赤色をしてるではないですか!味わいはフレイザ種の強いタンニンが、長い月日を経てまろやかに変化し、酸味と旨みの驚くべきハーモニーが醸し出されています!が、本当に味わいですら、まだまだ若さたっぷり。更に数十年は寝かせておけるのではないでしょうか。フレッシュで生き生きとした味わいは、同じとしのポモロッソと比べても一目瞭然です。

イタリアワインは、基本的に出来たてでもすぐに楽しめるというカジュアルワインが多い中、ピエモンテにはコッポのようにビンテージワインとして偉大になりえる最高級ワインが多く生産する、小さいワイナリーが多く存在します。そのキャラクターとしては、まさにイタリアのブルゴーニュともいえます。
今回判ったことは、ビンテージワインとして楽しめる最高級イタリアワインが存在し、その世界はまた更に奥深く、イタリアの歴史と文化が成し得た、素晴らしい喜びを得られるものであるということでした。  


Posted by ワインと食材の店 ビアンコロッソ at 15:40Comments(0)イタリア・スペインの旅

2010年02月10日

イタリア・フランス出張便り②

②フランソワ・リュルトン :マス・ジャネル 

2日目。ボルドーより、コートドゥルージョン地方を目指し、車で南下すること約4時間。
到着したところは、遠くにピレネー山脈が見晴らせ、地中海の沿岸から少し上がったところにある
Mauryという村です。この村はMauryという名前の樹齢50歳ほどの古い木から作られる、ポートワインのような強い酒精強化ワインが造られる場所としても有名です。

ここに、リュルトンがマス・ジャネルという新ドメーヌをリリースしました。
早速La Maison du Terroirというところでお昼を食べながら、ワインを試飲していきます。



演出の仕方がとてもかわいらしいチーズの前菜。ぱりぱりしてます。

昼食が終わり、いざ畑へ。このエリアは12世紀にCathares(カタリ派)と呼ばれる反キリスト教一派が存在していた場所としても知られる所で、山を見渡すとところどころに彼らが作った石のお城が確認できます。

さて、人里ない山道をひたすら登っていくと、ものすごく巨大な岩山が出てきました。



そこを更に昇っていくと、ついに着きました!ここが、マス・ジャネルを作るブドウ畑です。



右奥に見えるのがピレネー山脈です。写真では全く判りませんが、立っていられないような強い風が吹き続けています!ミストラルと呼ばれる寒冷で乾燥した北風が一年中吹いています。



ここに植わっているのはカリニャンです。この辺りはそれとグルナッシュ、シラーなどが有名で、写真のように支え無しで栽培する方法はコブレと呼ばれ、主にカリニャン、グルナッシュに使われます。育っていくと、葉っぱによって実が守られ、強い風からも守られ、ブドウの水分も保つことができるということです。それにしても風が強い!この強い風のおかげで、虫などの害虫は付きにくく、雑草も余り生えないということです。



そして、今回我々に畑を紹介してくれたのが、醸造家ベルナールさんです!ビアンコ・ロッソでもおなじみのレサリスシリーズやフィトゥーのワインも、実は現場では彼が手掛けたワインなのです!とても感動的な出会いでした。ワインに大きな情熱を感じていて、「ボクの仕事は何かと聞かれると、ワインのデザイナーだって答えるんだよ!」と言いながら、ワイン造りがどれだけクリエイティブなプロセスであるかを語ってくれたあと、土壌やブドウの話など、熱熱と説明をしてくれました。



ご覧の通り、草は生えてないですね。土壌は頁岩、花こう岩、片岩、石灰岩、などが混ざっています。これらはブドウに多くのミネラルを与えます。

非常に感動的な訪問でした。もうすぐ、この畑のすぐ近くに、ワイナリーが完成します。楽しみですね!
  


Posted by ワインと食材の店 ビアンコロッソ at 12:15Comments(0)イタリア・スペインの旅

2010年02月09日

イタリア・フランス出張便り

イタリア・フランスのワイナリーを巡って参りました。これから順番に、旅の記録を残していきます!

①フランソワ・リュルトン

まず到着したのはフランスのボルドーです!皆様もご存知、ボルドーと言えば、ブルゴーニュと並んで最も重要なフランスワインの産地。



18世紀に完成されたボルドーの街は、嘗てイギリスまでワインを運ぶための通路として重要な役割を果たしたジロンド河へと続く、ガロンヌ河を見晴らす形であります。
近年ユネスコ世界遺産にも登録され、街は非常に綺麗に整備されています。

ここに来た目的は、ずばりフランソワ・リュルトン社!彼はボルドーの中でChateau Rochemorin,Chateau Bonnet, Chateau La Louvierの3つの有名シャトーを持つ、ボルドーの有名貴族アンドレ・リュルトン本家の長男ですが、彼の選んだ道は一から
新たなワインの可能性を見出すことに有りました。彼独自の会社、フランソワ・リュルトンを立ち上げ、ボルドーを外れ、南フランスを始めチリ、アルゼンチン、スペイン、ポルトガルの地でロープライスかつハイクオリティーのワインを生産しています。





そんな彼の本社はボルドーの街を少し離れたところに位置します。





オフィスの中のところどころに見かけるアート作品。毎年年明けには新しいアートのポスターが届きますが、きちんとアートにも目を向けているところがさすがフランス人ですね。下のものは、ボルドー出身の若手アーティストがリュルトンの世界各国の会社を訪れ、働く全ての職員のポートレートを描くというプロジェクトの作品のひとつ。



彼は和歌山にも以前一度来てくれたことがあります!とても好印象をもってくれていました。
一日目は、彼らがリリースしたばかりのワインを始め、何種類ものワインをテースティングした後、今後の共同ヒミツプロジェクトについてみっちり色々な部署の人達と話しこんできました。どんなプロジェクトか、それは乞うご期待!

  


Posted by ワインと食材の店 ビアンコロッソ at 18:37Comments(0)イタリア・スペインの旅