2013年01月14日
ワインを造るブドウのお話
年明けはワインのブドウについてお話します。
ワインを造る酒蔵、ワイナリーは、自社ブドウ畑を所有するところも多くあり、
ブドウの栽培からがワイン造りの大切なプロセスとなります。なぜなら、
ワインは潰したブドウから勝手に発酵が始まって出来上がるとてもシンプルなお酒がゆえ、
ブドウの品質が、直結でワインの味や香り、クオリティーとなって現れるからです。
よく、値段の高いワインは何が違うの?という質問を受けますが、
一つには、高価なワインは一本のブドウの木に2~3房しか残さずに
捨ててしまうほど生産量を絞り、手間ひまを掛けて出来た究極のブドウを
使用するということがあるのです。土の酒類や気温、方角、風、これらが違うと
同じブドウが全く違う味わいになるから驚きです。
ところで、ワインを造るブドウはどんな味でしょう?
なんと普段食べるものよりも、ずっと甘くて濃縮された味わいでした!
ワインを造る酒蔵、ワイナリーは、自社ブドウ畑を所有するところも多くあり、
ブドウの栽培からがワイン造りの大切なプロセスとなります。なぜなら、
ワインは潰したブドウから勝手に発酵が始まって出来上がるとてもシンプルなお酒がゆえ、
ブドウの品質が、直結でワインの味や香り、クオリティーとなって現れるからです。
よく、値段の高いワインは何が違うの?という質問を受けますが、
一つには、高価なワインは一本のブドウの木に2~3房しか残さずに
捨ててしまうほど生産量を絞り、手間ひまを掛けて出来た究極のブドウを
使用するということがあるのです。土の酒類や気温、方角、風、これらが違うと
同じブドウが全く違う味わいになるから驚きです。
ところで、ワインを造るブドウはどんな味でしょう?
なんと普段食べるものよりも、ずっと甘くて濃縮された味わいでした!
2013年01月09日
ビオディナミには試飲の日にもルールがありました!
ビオディナミについては以前も少しご紹介したことがありますが、
簡単にはシュタイナーという方が提唱した有機栽培の考え方の一つで、
月の満ち欠けに基づいて、決められたスケジュールでブドウの栽培を行っていくというものです。
ワインの一部でビオディナミ栽培を取り入れ始めたリュルトン社から今日は届いた
封筒の中には、なんとテイスティング用のビオディナミ・テイスティング・カレンダーが!
ワインのテイスティングにも、美味しく飲める日とできれば避けたほうが良い日が
あるそうです。なんと!
因みに今日は1月9日。。できれば避けたほうが良い日だそう。
グッドテイスティング日が月に13日しかないんですが。。。それだと足りませんね~!
簡単にはシュタイナーという方が提唱した有機栽培の考え方の一つで、
月の満ち欠けに基づいて、決められたスケジュールでブドウの栽培を行っていくというものです。
ワインの一部でビオディナミ栽培を取り入れ始めたリュルトン社から今日は届いた
封筒の中には、なんとテイスティング用のビオディナミ・テイスティング・カレンダーが!
ワインのテイスティングにも、美味しく飲める日とできれば避けたほうが良い日が
あるそうです。なんと!
因みに今日は1月9日。。できれば避けたほうが良い日だそう。
グッドテイスティング日が月に13日しかないんですが。。。それだと足りませんね~!
2011年07月20日
6000年前の土器からワインの残りかす?!
ワインの歴史は約8000年前の土器新石器時代にまでさかのぼるといわれています。
その背景には、主に土器の中の残りかすから「酒石酸」を検出していることがあげられるそうです。
しかし今までブドウ以外の果実にも酒石酸を含むことから、それだけではワインであるという
確実な証拠にはなりませんでした。
今回、アメリカのカリフォルニア大学のバーナード博士らが、改めて6000年前のアルメニアの
洞窟で出土した土器の残りかすを分析。
その結果、いくつかの残りかすに「マルビジン」という成分が含まれていたことを突き止めました!
マルビジンはブドウやざくろに含まれ、赤色の元になります。
博士らによると、この洞窟では発酵用施設に加え、ブドウの種、へた、皮も出土していたことから
ブドウを潰して赤ワインを造っていたことが判明。
今回の分析により、西アジアの高原で6000年前には赤ワインがつくられていたことが
裏づけられたのです!!
(Journal of Archaeological Sience 2011年5月号)
昔のワインは、甘かったそうです。時代ごとに造られるワイン、一度飲んでみたいナーといつも
思います。
ワインには夢とロマンがたっぷりですね。
その背景には、主に土器の中の残りかすから「酒石酸」を検出していることがあげられるそうです。
しかし今までブドウ以外の果実にも酒石酸を含むことから、それだけではワインであるという
確実な証拠にはなりませんでした。
今回、アメリカのカリフォルニア大学のバーナード博士らが、改めて6000年前のアルメニアの
洞窟で出土した土器の残りかすを分析。
その結果、いくつかの残りかすに「マルビジン」という成分が含まれていたことを突き止めました!
マルビジンはブドウやざくろに含まれ、赤色の元になります。
博士らによると、この洞窟では発酵用施設に加え、ブドウの種、へた、皮も出土していたことから
ブドウを潰して赤ワインを造っていたことが判明。
今回の分析により、西アジアの高原で6000年前には赤ワインがつくられていたことが
裏づけられたのです!!
(Journal of Archaeological Sience 2011年5月号)
昔のワインは、甘かったそうです。時代ごとに造られるワイン、一度飲んでみたいナーといつも
思います。
ワインには夢とロマンがたっぷりですね。
2011年01月12日
ビオワインにまつわるエトセトラ
ビアンコ・ロッソのビオワインを集めてみました!
最近は食材に、無農薬や有機農法など、様々な言葉が使われて定着していますね。
ところでビオワイン(オーガニックワイン)って何でしょう?
農薬を使わず作るブドウを使っている、これが一般的に思われる解釈かと思いますが、
その後醸造をする中でも色々な方法があり、実は一くくりでこれと言えないというのが実際のところ。
オーガニックやビオと名乗るには国によってもその規定が異なっており、
一つ一つのワインの銘柄によってその実態は様々です。
ただ、以下のようなことを行なっている(全てもしくはそのうちの幾つか)という目安があります。
参考までに書いておきます。
1.ブドウを栽培する上で、有機農薬を使っていること。(ただしボルドー液など自然に含まれるものを使う場合はあり。)
2.手摘みによる収穫(ビオワインでなくても行なっているところも沢山ありますが。)
3.亜硫酸塩などの酸化防止剤を入れない、もしくはごく僅かに加える
4.天然酵母を使用する
このほかにも濾過をしない、無着色、補糖をしないなど、できる限り自然に近い状態で醸造することが
あります。そして、ビアンコ・ロッソのジョスメイヤーに代表するように、オーガニックの中で
ビオ・ディナミと呼ばれる更に特殊な農法もあります。
ただ、オーガニックと言えなくても、予防注射はせず、病気になったときに初めて適切な農薬を使う、という
スタンスを取っているワイナリーも沢山出てきているのは事実。農薬を使うと、当然作っているワイナリーの人々の
健康にとっても良くないのです。そして、世界的なオーガニックを好むという傾向がある中で、徐々にそういう
方向に向かうワイナリーが増えてきています。
また、例えばアルゼンチンでは元々環境に大変恵まれ、農薬を使わなくても美味しいブドウを作ることができる
というような地域もあります。夏に訪ねたスペインのラマンチャ州もそうでした。
そんなところで、ひとまず基礎的な豆知識だけを書いておきます。
色々飲み比べて、ぜひ皆さんのお好みを探してみてください!
最近は食材に、無農薬や有機農法など、様々な言葉が使われて定着していますね。
ところでビオワイン(オーガニックワイン)って何でしょう?
農薬を使わず作るブドウを使っている、これが一般的に思われる解釈かと思いますが、
その後醸造をする中でも色々な方法があり、実は一くくりでこれと言えないというのが実際のところ。
オーガニックやビオと名乗るには国によってもその規定が異なっており、
一つ一つのワインの銘柄によってその実態は様々です。
ただ、以下のようなことを行なっている(全てもしくはそのうちの幾つか)という目安があります。
参考までに書いておきます。
1.ブドウを栽培する上で、有機農薬を使っていること。(ただしボルドー液など自然に含まれるものを使う場合はあり。)
2.手摘みによる収穫(ビオワインでなくても行なっているところも沢山ありますが。)
3.亜硫酸塩などの酸化防止剤を入れない、もしくはごく僅かに加える
4.天然酵母を使用する
このほかにも濾過をしない、無着色、補糖をしないなど、できる限り自然に近い状態で醸造することが
あります。そして、ビアンコ・ロッソのジョスメイヤーに代表するように、オーガニックの中で
ビオ・ディナミと呼ばれる更に特殊な農法もあります。
ただ、オーガニックと言えなくても、予防注射はせず、病気になったときに初めて適切な農薬を使う、という
スタンスを取っているワイナリーも沢山出てきているのは事実。農薬を使うと、当然作っているワイナリーの人々の
健康にとっても良くないのです。そして、世界的なオーガニックを好むという傾向がある中で、徐々にそういう
方向に向かうワイナリーが増えてきています。
また、例えばアルゼンチンでは元々環境に大変恵まれ、農薬を使わなくても美味しいブドウを作ることができる
というような地域もあります。夏に訪ねたスペインのラマンチャ州もそうでした。
そんなところで、ひとまず基礎的な豆知識だけを書いておきます。
色々飲み比べて、ぜひ皆さんのお好みを探してみてください!
2010年12月24日
Buon Natale!
みなさまは今年はどんなクリスマスをお過ごしですか?
Merry Christmasのことを、イタリア語では”Buon Natale~ブォン ナターレ”
スペイン語では"Feliz Navidad~フェリス ナビダッド"といいます。
イタリアやスペインは、カトリック教徒が多いため、今日のクリスマスイブ、そして明日のクリスマスが
彼らにとって家族全員が集まる大事な家族イベントです。
日本のお正月と一緒ですね!恐らく昨日までは、街中クリスマスプレゼントを最後に買いに行く人々で
ごった返していたはず。
カトリックでは、伝統的に24日は魚、さらに言うと、7種類の魚を食べるのだそうです。
(村によっても9匹~12匹と様々。)
そして25日に詰め物をしたチキンや七面鳥などのお肉中心をに食べるのが週間です。
25日は朝にミサに行き、お昼から一日中食べ続けます。
そして26日も祝日のため、残り物を食べながら家でだらだらと過ごすのがカトリック風です。
寝正月ならぬ、寝クリスマスですね。
デザートには前回のバールでもお出しした、パン菓子のパネトーネが一般的。
だけど、もちろん日本のお正月のように、その家ならではの定番料理があり、毎年それを待ち遠しく帰路につくのです。
そして美味しいお料理を食べながら、家族がそれぞれに用意したプレゼントを開けて楽しみます。
日本でも、教会に行くと誰でも礼拝に参加することができますよね。
ぜひ一度、本当のクリスマスを楽しんでみるのも良いですよ!
それでは皆さん良いクリスマスを!
Merry Christmasのことを、イタリア語では”Buon Natale~ブォン ナターレ”
スペイン語では"Feliz Navidad~フェリス ナビダッド"といいます。
イタリアやスペインは、カトリック教徒が多いため、今日のクリスマスイブ、そして明日のクリスマスが
彼らにとって家族全員が集まる大事な家族イベントです。
日本のお正月と一緒ですね!恐らく昨日までは、街中クリスマスプレゼントを最後に買いに行く人々で
ごった返していたはず。
カトリックでは、伝統的に24日は魚、さらに言うと、7種類の魚を食べるのだそうです。
(村によっても9匹~12匹と様々。)
そして25日に詰め物をしたチキンや七面鳥などのお肉中心をに食べるのが週間です。
25日は朝にミサに行き、お昼から一日中食べ続けます。
そして26日も祝日のため、残り物を食べながら家でだらだらと過ごすのがカトリック風です。
寝正月ならぬ、寝クリスマスですね。
デザートには前回のバールでもお出しした、パン菓子のパネトーネが一般的。
だけど、もちろん日本のお正月のように、その家ならではの定番料理があり、毎年それを待ち遠しく帰路につくのです。
そして美味しいお料理を食べながら、家族がそれぞれに用意したプレゼントを開けて楽しみます。
日本でも、教会に行くと誰でも礼拝に参加することができますよね。
ぜひ一度、本当のクリスマスを楽しんでみるのも良いですよ!
それでは皆さん良いクリスマスを!
2010年12月16日
赤ワインは認知症に効く?!
産経新聞の12月14日の記事より~
赤ワインは認知症に効くと以前から言われていたようですが、
名古屋市立大学でそのメカニズムが解明されたそうです!!
赤ワインに入っているポリフェノールが身体に良いという話はよく聞きますが、
そのポリフェノールの一種、レスベラトロールという成分が胃の知覚神経を刺激し、
それが脳に伝わって海馬の神経細胞が再生されたり血管が新生されたりするそうです。
毎日グラス2,3杯程度の赤ワインを飲むことがあらゆるタイプの認知症に効果的だそうですよ!
ちなみにどうして赤ワインにポリフェノールが多いかというと、赤ワインはポリフェノールが含まれる部分、
つまり皮を丸ごと漬けてアルコールにしているからです。
ブドウジュースと比較しても、数倍以上ものポリフェノールが含まれるそうですよ。
すでに私は毎日赤ワイン2,3杯、実行してまーす
赤ワインは認知症に効くと以前から言われていたようですが、
名古屋市立大学でそのメカニズムが解明されたそうです!!
赤ワインに入っているポリフェノールが身体に良いという話はよく聞きますが、
そのポリフェノールの一種、レスベラトロールという成分が胃の知覚神経を刺激し、
それが脳に伝わって海馬の神経細胞が再生されたり血管が新生されたりするそうです。
毎日グラス2,3杯程度の赤ワインを飲むことがあらゆるタイプの認知症に効果的だそうですよ!
ちなみにどうして赤ワインにポリフェノールが多いかというと、赤ワインはポリフェノールが含まれる部分、
つまり皮を丸ごと漬けてアルコールにしているからです。
ブドウジュースと比較しても、数倍以上ものポリフェノールが含まれるそうですよ。
すでに私は毎日赤ワイン2,3杯、実行してまーす